【悲報】荒川サイクリングロード 入間TT区間(入間大橋TT)が4年間通行止め
荒川サイクリングロードの上江橋~入間大橋のサイクリングロード(通称:入間TT区間 or 入間大橋TT区間)が、堤防工事のため2020年3月~2024年5月まで通行止めになります。3/16に確認したところ、柵が設置されて通行止めとなっていました。
通行止めの期間は、実に4年と3か月。存在を忘れてしまうであろう長さです。この土手は3月になると菜の花が満開になるのですが、それも見納め…出来なそうですね。
■入間TT区間とは
名前の由来
入間TT区間とは、荒川サイクリングロードの上郷橋~入間大橋を結ぶ、堤防上の直線的な区間の通称です。
- 約3kmの直線
- ド平坦
- 途中で公道と交わらない
という特徴があり、信号ストップが無くひたすら一定ペースで走ることが出来るため、いつしかその名が付きました。STRAVAのセグメント名も同様の名称になっています。私は20年くらい前から走っていますが、ここでトレインがペースアップするので付いていくのに必死でした。
当時はロードバイクに乗っている人自体が少なかったので特に問題にもなりませんでした(今のようなSNSも無かったですし)。しかし現在では人が増えたにも関わらず飛ばす人が多いため、危険区間としてフラグが立てられてしまっています。
背割堤(せわりてい)
この土手は、南側半分は両側にゴルフ場、北側の半分は野球(ソフトボール)場とモトクロスのコースになっています。そもそも、ここは何なのか知っていますか?
この土手は『背割堤』と言います。河川の合流を緩やかにするために合流地点に設けるものです。背割堤自体は各地にありますが、荒川に関してはこの『荒川上流河川事務所:背割堤』の解説がとても詳しいです。
TT区間である土手の西側には入間川、東側には荒川が流れており、合流区間として3kmに渡り並行しています。我々はその堤防の上を走らせてもらっているという事ですね。昨年の台風19号の時は両側が完全に水没していたはずです。
今回の工事は、その時に受けた損傷の修復および増強が目的なのではないでしょうか。前述のように両側はゴルフ場でして、ゴルファーは土手を越えてコースを行き来する構造になっています。工事中はどうなるんだろう?
■指定の迂回路は
入間川の西側
さてこの区間が通行止めになってしまうと、北上する場合はいつもの川越線の踏切から入間大橋まで何とかして迂回して行かねばなりません。案内の看板によると、入間川の西側の道が迂回路として設定されています。
周辺に道は多数ありますから、遠回りにはなれどそこまで困ることはありません。今まで榎本牧場に行くときなど、荒川の東側を通って北上することはありました。ところが入間川のすぐ西側は走ったことが無かったため、少し紹介させていただきます。
■迂回路を通ってみる
まずは通行止め区間の南側、上江橋からスタート。いつもの途中で下る道を直進し、橋が終わったところで左折します。
すぐに国道16号をくぐって北に向かうのですが、左折直後に右への分岐があります。ここを右折。キャットアイ(チャッターバー)に気を付けましょう。
右折すると、またすぐに右折して16号をくぐります。一時停止の標識がありますので守りましょう。これがその1の行き方です。
こちらが距離の短い道ですが、16号とつながっていることもあり交通量が多いです。なのでほんの少しだけ遠回りになりますが、個人的には圧倒的に車の少ないこちらの行き方もお勧めです。こちらがその2です。
まずは先ほどの最初の右折を直進すると、またすぐに右折して下に下る分岐があります。ここを右折して下ります。
すると先ほどの道をくぐるトンネルがありますので、そのまま直進です。すぐに道なりに左に曲がり、先ほどの一時停止の脇に出てきます。
人数が多かったり初心者さんがいる場合は、こちらの方が落ち着いて移動出来るのではないでしょうか。参考までに、地図ではこのようになっています。青いラインがその1のルート、赤いラインがその2のルートです。
先ほどの一時停止の場所まで来たら、後は16号をくぐり、北上します。すぐに分岐がありますので、左へ下ります。右はそもそも通れませんね。
後はひたすら一直線に走ると入間大橋に到着します。この道は抜け道として使われており、道幅が狭いわりに交通量が多いです。自転車は、はっきり言って邪魔でしょう。TT区間を走っていたロードの半分でもこちらに流れてきたら、苦情が出るのでは?というレベル。
ただし土手のすぐ脇の道なので、さして民家もありません。そのため舗装の状態は非常に悪く、ロードの25C程度のタイヤでは非常にストレスがたまると思います。私は28Cのチューブレスなのでかなりマシでしたが…。
車に抜かれる時は左に寄る必要がありますから、↑のような舗装の上を走ることになります。その他の場所も、基本的に舗装は全面ひび割れていると思って下さい。今まで誰も使わなかった理由が良く分かりました。
ちなみに1kmほど北上したところから、堤防の上に上がることが出来ます。一度堤防に上がってしまえば、後は一般道に下りることなく入間大橋まで走ることが可能です。場所はこの小さな交差点が目印。
上がったところには、このような案内の看板があります。基本的にはこの堤防を走った方が良さそうですね。
片側が用水路になっている場所もあります。車もまともにすれ違えないので、自転車で走っていても気を遣います。
このような狭い道を走る時のために、ロードでもバックミラーを付けた方が良いですね。私はブルべ開始当初から使っていますが、これが無かったら怖くて走れません(付ける場合は、下記の様に普通の鏡を使っている製品がお勧めです)。後ろに車が何台も列を作っているのに、横に広がってアタックを始めたりするチームもありますからね…。そういうチームは道を走らないで欲しい。ミラーを装着して後ろを確認する習慣が付けば、そんな事も無くなると思うのですが。
3km走ると入間大橋との合流地点に到着です。ウエストポイントの看板が目印ですね。
このまま進めば入間川CRです。
参考までにRWGのルートも貼り付けておきます。
■東側の迂回路
西側があれば東側もあります。西側のひどさを考えると、むしろ普通に東側を通れば良いのでは…と思います。上江橋を渡らずにそのまま北上すれば良いですからね。その代わりに、荒川に架かる開平橋を渡る必要がありますが。
参考までに行き方を簡単に紹介すると、ここが踏切を渡ってすぐの上江橋との分岐。右の歩道へ行かずに左の道へ直進します。
(相変わらず南から北へ向かう時のルートだけで申し訳ありません)
車止めがありますのでそのまま直進します。サイクリングロード扱いなんですね。
すぐにトンネルがありますので、右の方へ。以前は直進も出来たのですが、以前から通行止めになっています。ここは通れるようになるのか?榎本牧場に行くには便利だったのですが…。
右のトンネルとを通過すると、すぐに歩道になります。少し歩道を走ると一般道に出られますので、そのまま北上しましょう。この後のルートはいくつもありますので、色々開拓してみて下さい。知っている人も大勢いるはずです。
分かりやすさでは西側ですが(工事の案内板にも書きやすい)、走りやすいのは東側ですね。川越方面から来る人は西側を、さいたま市方面から入ってくる人はそのまま東側、というように分かれていくのでしょうかね?
いずれにしても、荒川サイクリングロードを使うロード乗りにとっては大きなニュースでした。堤防の工事が終わる4年後を楽しみにしましょう。東京の次、パリオリンピックの年ですね(笑)
私はここは12年位走っていました。水害以降秋ヶ瀬公園も通過できないしあまりそちら方面は走っていなかったので工事のことは知りませんでしたヨ。自宅から入間CR経由荒川CR経由秋ヶ瀬をまわって113号で帰宅すると60kmきるくらいで時間がない日は丁度良いコースだったのですが。4年は長いなぁー
NOMさん
4年は長いですよね~。いったいどんな工事になるのでしょうかね?堤防の高さが2倍くらいになりそう。
荒川サイクリングロードも迂回路だらけになってきましたね。
東側は(最近行っていませんが)
1.右に折れると山田うどんに行くところを左
2.日進自動車教習所の南側を通る
3.ゴルフ場を突っ切る
…で行きますと、川岸屋の前まで出ます。
その行き方が一番楽かも知れませんね。ロードだと、どうしても県道とかそちらの方を通ってしまいます…(私だけか?)。
解りやすい説明ありがとうございます。
実は私、もうすぐ会社を定年で それを期に故郷に戻るつもりです。春になったら関東での思い出に森林公園までのラストランを楽しみにしていたのですが、一昨年の台風による河川氾濫以来 荒サイも至る所で通行止めになっており迂回ルートだらけで道がよく解らず、半ば諦め状態です。
コロナが収束すればの話ですが、できれば何とかルートを開拓してチャレンジしてみたいと願っております。
また何か情報があれば是非ともアップお願いします。