【レビュー】唯一無二!シュワルベ クリップ付きタイヤレバー

morou2

便利機能のあるタイヤレバー『シュワルベ タイヤレバー』を買いましたので、レビューします。

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シュワルベ(SCHWALBE)
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■総合評価

  • クリップ機能が秀逸。タイヤ装着が苦手な人はこのために買う価値あり。
  • タイヤレバーとしては普通。
  • チューブレスタイヤ向けには、もう少し強度を上げたものが欲しい。

■製品概要

製品の特長

このタイヤレバーは『クリップ機能』があるのが特徴です。ほら、固いタイヤを嵌める時、手が3本欲しい時があるじゃないですか。タイヤの嵌っている部分の境目の両端をタイヤレバーで押さえつつ、嵌っていない部分を押し込むために3本目の手が必要だという状況が。

こんな時ですね。これはGP5000のチューブレスを装着した時の画像ですが、両側のレバーが吹っ飛ばないように手で押さえつつ、更にもう1本のレバーを使って嵌っていない部分のビードを押し込むのです。実際には手は2本しかありませんから、気合で何とかするしかないのですが…。

クリップ機能

そこを何とかしてくれるのが、このシュワルベタイヤレバーです。この製品、レバーの下半分にクリップが付いています。

このクリップでリムを挟むことで、せっかく嵌めた部分のビードが戻らないようにするのです。こういうアイデア商品は今までも沢山ありました。その度に純粋な僕らは、その謳い文句を信じてお金を費やしてきました。メーカーの謳い文句を頭から信じてはいかんという認識はこの辺から来ているのですが、果たして今回もそうなのでしょうか。

■使い方の確認

まずは練習

手強いチューブレスタイヤにいきなり挑む前に、使い方の練習をしておきたいと思います。これは長男のクロスバイクのタイヤ交換をした時です。

まずこのような感じで、せっかく嵌めたタイヤのビードが戻らない様にビードを嵌めた部分の境目にクリップとしてタイヤレバーを挟みます。

クリップしている部分を拡大するとこのようになっています。内側の部分を指でリム内部に挿しこみ、リムを挟み込んでレバーを固定する仕組みとなっています。

果たして、こんな固定力で大丈夫なのでしょうか。疑問に感じますが、上記の様に2本のレバーでタイヤビードを固定して、残りのビードを3本目のレバーで上げていきます。

ビードが戻らない様にするのはレバーが担当してくれていますので、人間は残りのビードを入れることに専念できます。腕が2本でも大丈夫です。クリップ機能の固定力は意外とありそうです。

ということで、無事にビードが入りました。結構簡単じゃないか。シュワルベのタイヤレバー、もしかして地味だけど使えるのか?

■チューブレスタイヤに挑戦

次は本番

それでは本番に行きましょう。ちなみに本番はあの地獄の様にハマらなくて有名なGP5000チューブレスです。

…と言いたいところですが、GP5000TLを装着した時にはまだシュワルベのタイヤレバーが手元に無かったのです。結果的には、上記の画像の様にIRCのタイヤレバー2本で何とかしました。

それでは検証になりませんので、ENVE45にタイヤを装着する際に使用しました。ENVE45に装着するタイヤは、レバーと同じシュワルベの『シュワルベワン チューブレスイージー』です。最上位モデルの『シュワルベプロワン』とほぼ同じ性能を持つセカンドグレードタイヤです。

シュワルベは装着しやすいと聞くことがありますが、コイツもチューブレスだけあって手でリムにハメる事は全く無理でした。GP5000TLと同じかそれ以上にハマりません。ホイールがフックレスリムだから、少々きついのかも知れません。

しかしどちらも装着した身としては、GP5000だけが悪者扱いされるのは忍びないです。シュワルベのワンも装着のしずらさに関してはGP5000と大差無かったと言っておきます。最上位モデルのプロワンなら装着しやすいのですかね?

それではシュワルベタイヤレバーを実戦投入します。ホイールはENVE45、タイヤはシュワルベのワン。どちらも新品です。

チューブレスタイヤはタイヤが外れない様にビードが頑丈なので苦労します。↑の画像は右側にもう1本タイヤレバーが隠れています。従って残りのビード量としてはかなりのものです。こんなにビードが残っているのに、既に手ではびくともしません。

これだけビードが固いと残りビードを上げる時にかなりの力が必要になります。ビードの境目をどうにかして押さえておかないと、圧力に負けてビードが外れてしまいますが、このレバーを使うとビードの境目を手で押さえなくとも良いので非常に有難かったです。予想よりもしっかり仕事をしてくれましたが、雑に力をかけるとレバーが吹っ飛ぶことがありました。

残りビードを上げるための3本目のレバーは、レバー先端の形状の差でIRCのレバーを使いました。IRCの方が先端が平らになっているので、リムとビードの隙間にレバーを突っ込む事が可能です。

とにかくシュワルベのタイヤレバーで両側のビードを固定して、残りをIRCのタイヤレバーで押し込む。使える作業パターンでした。

苦労しましたが、無事に装着完了です。シュワルベのレバーが無かったらもっと苦労していたと思います。

■まとめ

今までに無かったビードクリップ機能付きのタイヤレバーです。タイヤ装着が苦手な人は買う価値があると思います。凶悪なチューブレスタイヤ×フックレスリムのタイヤ装着でも使えましたので、クリンチャーなら全く問題無く固定してくれます。

ただし入手性が悪いので、欲しい人はリアル店舗で早めにオーダーする方が良いと思います。何故かアマゾンだと高いのですよね。ちなみに近所のイオンバイクには普通に店頭で売っていましたので、近くにある人はチェックしてみましょう。私は気が付かずに高いアマゾンで買ってしまいました。

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@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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