雑記

荒川サイクリングロード(荒川CR)が開通。約20年ぶりに元のルートに復帰!

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さて何度も書いていますが、(恐らく)2021年3月20日に荒川サイクリングロードの本来のルートが開通しました。約20年ぶりに元のルートに復帰です。くどいのは分かっていますが、新しいルートが出来たわけではありません!個人的にはロードに乗り始めの時に走っていたルートが復活したので嬉しいのです。

今まで荒川サイクリングロードだと思っていた道は実は迂回路で、しかも20年近く続いていたのです。『実はここは迂回路なんですよ』と言っても、信じてもらえないこともしばしば…。かく言う私も、元のルートに戻ることは二度と無いと思っていましたし…。

この荒川サイクリングロードのルートについては今までに3つもエントリを書いていますので、お暇な方はこちらもご覧ください。1つ目の『今も迂回路扱いって知ってました?』を書いた時には、工事が始まるとは夢にも思っていませんでした。こんなに記事を書いてしまったら、『開通しました』の記事で締めないと終わらないのでこの記事を書きます。

■約20年ぶりに元のルートに復帰

現在の状況

さて無事に開通した現在の状況です。まず羽根倉橋の東側のふもと、『羽根倉橋(東)』の交差点です。柵が撤去されて自由に通行可能な状況です。

荒川運動公園の事務所から堤防に上がった箇所。仮設のトイレや工事の看板も無くなり、すっきりしました。

途中はこんな感じ。日ごとに自転車の往来も増え、徐々に認知度が上がってきている様子です。従来の竹藪を通るルートは秋ヶ瀬公園をスタートする場合には需要があると思いますが、埼玉大学方面から来た場合や、秋ヶ瀬公園の中を通らずに東側の土手から北上する場合は、こちらを通ることになると思います。

更に2kmほど北上すると、アンモータースクールの交差点(治水橋)に到着します。この交差点は信号待ちが長いので、信号待ちのロード乗りが滞留して非常に賑やかでした。このルートに人が戻って来て嬉しいですね。

このルートをRidewithGPSでひくとこうなります。直線的でシンプルになりました。

堤防が途切れている部分について

ちなみに今回の工事は『R1荒川左岸昭和外天端保護工事』と言いまして、堤防をかさ上げし、その上(天端)を舗装して頑強にするというものです。このかさ上げした堤防ですが、羽根倉橋から北上していくと健保のクラブハウスのところで途切れています。そこからは従来の堤防だった高さまで降ろされてしまい、その高さのまま↑の画像のアンモータースクールの交差点まで進んでいきます。

そして交差点を過ぎて北上すると、すぐにかさ上げされた堤防が復活します。サイクリングロードはそのまま従来の堤防の高さの道を通っていますね。という事は、治水橋を通る県道56号の部分だけ堤防が途切れている状態になっており、このままでは堤防をかさ上げした意味がありません。

しかし県道が通るような場所を、そう簡単に数mもかさ上げすることは出来ません。しかし何かの対策をしないと、洪水の際は堤防の切れ目である県道部分から水が浸入して何の意味もありません。もし対策をするとすれば、洪水の際は水門のような分厚い可動式の板が下から(もしくは横から)出てきて水を防ぐ…方法があるなぁ、でも道幅が広いからあまりにもコストがかかり過ぎるよなぁ、そもそも発想が中学生だよ、などそんなことを考えながら走っていると、この工事看板を見つけました。

新たな工事の開始を示す看板です。場所はアンモータースクールの交差点から北に200m?ほどの地点。名称は『R2荒川左岸治水橋橋梁部対策工事』です。調べると2020年10月に入札が公示されたばかりの案件なので、新しいですね。R1の施工は世紀東急工業でしたが、R2の施工は淺沼組が落札した模様。

家に帰って調べると、この工事は県道の南北ギリギリまで堤防のかさ上げを実施した後、県道部分は鋼製の『陸閘(ゲート)』を設置して、洪水時にはゲートを閉めて水を防ぐというものです。

『R2荒川左岸治水橋橋梁部対策工事』

素人が走りながら妄想していた事が、まさか既に実現しようとしていたとは…驚きました。洪水時の水圧に耐えるのは相当な強度が必要と思いますが、このような場所にも設置出来るのですね。ちなみにこの工事は暫定措置となっていますので、この県道については何らかの形で抜本的な対策がなされるものと思われます。

■羽根倉橋-上江橋が近くなります

今回の工事により、羽根倉橋-上江橋の距離が近くなります。少しですが練習の出来る郊外に出るまでの時間が短縮されましたので、ウェルカムです。さいたま市区間のサイクリングロードは道幅が狭い区間もありますし、今回整備された区間もランナーや犬の散歩をしている人が多いですから、速度を出すには不向きなんですよね。

これまでもサイクリングロードの迂回区間は頻繁にルートが変わっていましたが、今回はしっかりと整備されましたので当分はルートが変わることがなさそうです。アンモータースクールの手前で堤防が切れてしまい、新しい舗装路も途切れているのが残念ですが、着々と整備が進んでいますので今後に期待したいと思います。

今まで長らく放置されていた堤防の整備ですが、図らずも台風がきっかけで予算が付き、一気に工事が進みました。サイクリングロードといえどもサイクリストはそのおこぼれに与っているだけですので、歩行者やランナーと協調しながら永く利用するようにしたいと思います。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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