【レビュー】Lenovo(レノボ) USB Type-C ミニドック(40AU0065JP)
Lenovo(レノボ)のドック『USB Type-C ミニドック』(型番:40AU0065JP)を買いましたのでレビューします。
購入はこちら。
■製品概要
レノボから出ているミニタイプのドックです。本体との接続は、USB Type-Cです。MACもですが、ThinkPadも充電端子がUSB Type-Cなのでこのタイプが重宝します。この間まで安価なAnkerを使っていた(ダジャレではなく…)のですが、接続するとPC本体の発熱がひどいのでLenovo純正に買い替えです。ちなみに本体はX1 Carboneです。このドック、レビューなどの情報が全く無いうえに1万円オーバーと高価なので、購入には勇気が必要でした…。
外観
外観です。マットのグレー(アイアン・グレーと言うらしい)で値段に相応の仕上げです。ロゴは左上に控えめについています。ケーブルが外周に収納できるようになっているので、非常にすっきりした見た目です。
裏面。
シリアル等が記載されています。滑り止めがついており、これが地味に良い働きをします。
同梱品
箱の中には、本体の他には以下の通り。
- 65W ACアダプター
- マニュアル
65WのACアダプターが無いと、本体へパススルー充電がなされません。
本体サイズ、重量
本体サイズは以下の通り。本体と接続するケーブルの長さは240mmありますので、取り回しは十分。重量は156gと軽量です。
- 幅:180mm
- 奥行:53mm
- 厚さ:17mm
搭載ポート
肝心の搭載ポートは以下の通り。USB Type-Cで接続する新しいタイプの割にVGAにも対応するなど、オフィスでの使用を想定するLenovoらしいポート構成です。ヘッドホンジャックもあるので、webのMTGでも使えますね。
- USB Type-C(本体との接続用)
- ヘッドホンジャック×1
- USB 2.0×1、3.1×1
- USB Type-C×1(データ通信のみ)
- USB Type-C×1(ACアダプター接続用)
- RJ-45×1(ギガビットイーサ)
- HDMI×1、VGA×1
その他の仕様
- PXE Boot やスリープモード(S3)、ハイバーネーションモード(S4)、電源オフ(S5)からのWake-ON LAN 起動及びMAC アドレスパススルー(※)にも対応。
(※PXEブート/WOL/MAC アドレス パススルーをサポートする ThinkPad が対象) - HDMIポートとVGAポートは、同時出力が不可。
- ACアダプターをUSB Type-C(ACアダプター接続用)ポートに接続していない場合は、USB Type-A3.1及びUSB Type-C(データのみ)ポートは使用不可。
- 65W ACアダプターを接続していると、PC本体へ最大45Wの電力を供給することが可能。
■レビュー
早速接続してみます。特に設定なども不要で、単に接続すればOKです。ACアダプターは、しっかり65Wのものを使いましょう。私は有線LAN、モニター用HDMI、USB 2.0を使っています。webでMTGをする時は、ヘッドホンジャックも使います。
ドックは本体の後ろ側に設置していますが、これだけケーブルを繋いでいてもこの滑り止めのおかげで動いてしまう事がありません。
またAnkerからの買い替えの動機となったPC本体の発熱ですが、このドックにしてから無くなりました。以前は『充電用ACアダプターが認識されていない』というエラーも出ていた(実際は充電出来ている)のですが、それも解消されました。
これは公式にはサポートされていないのですが、PC本体とドック本体に給電した残りの電力で、USB2.0などに接続した機器へ充電が可能です。ただしあくまでも余りの電力が充当されるため、電力には期待できません。ガーミンのアクティビティトラッカー(vivosmart4)など低電力で十分な機器であれば充電が可能でした。
自転車用のライトも可。
■まとめ
Lenovoらしい、ThinkPadとの接続を前提とした非常に使い易いドックです。とにかくUSB Type-Cだけ挿せば良いので楽ちんです。他にも同様の製品はありますが、相性問題も無く、ストレスなく使えます。またポートが全て背面に集まっているので、デスクもすっきりさせることが可能。
価格が1万円以上しますが、仕事で使うこと、65Wのアダプター込みの値段であることを考慮すると相応と言えます。またWake-ON LAN やMAC アドレスパススルーにも対応しており、必要なひとには唯一無二の製品。ちょっとお高めではありますが、『これ買っておけば間違いない』という製品です。