PBP(Paris-Brest-Paris)

【2023PBP走行記 その13】PC9:TINTENIAC~PC10:FOUGERES(928km)まで

morou2

PBPの走行記録その13です。今回は867km地点のタンテニアックから、928km地点のフジェールを目指します。前回(その12)はこちらから。

■PC10:FOUGERES(928km)まで

次の目的地は61km先、928km地点のフジェールです。お尻が痛くてサドルに座るのが辛いですが、往路で利用したレストランの食事は美味しかった。尻の痛さを我慢して先に進みましょう。

タンテニアックの出発時刻は8:45。1時間20分の滞在でした。計画上のフジェール到着予定時刻は12:50、クローズタイムは14:25。何も無ければ約3時間、12時には到着するでしょうから、計画比でも余裕が出てきました。

コースプロファイルは以下の通り。東に進むにつれ激しい起伏は無くなり、PBPらしいなだらかな丘陵が続くようになってきます。

尻の痛さと戦いながら先へ進みます。こちらは大きな自転車オブジェ。ようやく立ち止まって景色を撮影する余裕が出てきました。

タンテニアックのレストランで前に並んでいたタンデムのお二人。写真の時系列的にこのあたりで目撃していたらしい。

何もない土地が広がる。

1人で走っていたところ、やってきたKOREA勢3人のトレインが良いペースだったので後ろに飛び乗ります。かなり良いペースで、起伏もマイルドになっていることもあり40km/h前後で進んでいきます。調子よく進んでいきますが、途中で深夜に一緒だったあのTTバーのパワーマンをパスします。

あれだけ速かった人が何故単独でのんびり走っていたのか謎ですが(あれだけ速いからこそメリハリが激しいのでしょう)、彼もスイッチが入ったようで私の後ろに連結し、5人のトレインに。その後の顛末はこちらのツイートに書きましたので、読んでみてください。

昼を過ぎると相変わらず陽射しがきつく、私設エイドに助けられながら次の街へ進んでいきます。先ほどまで一緒だったKOREAの人もいます。

沿道で応援してくれる子供達に癒されます。フジェールの少し手前、ロマニェ(Romagné)という街でした。

フジェール城が見えてくると間もなくPCです。

フジェールに到着

二日ぶりにフジェールのPCに戻ってきました。既に懐かしい感じ。この施設はGeneral And Technological High School Jean Guéhennoという名称で、職業高校的な学校のようです。

到着時刻は11:28。タンテニアックを8:45に出発していますから、61kmを3時間かからずに走っています。計画比で1時間半、クローズタイムまでは3時間の貯金が出来て一安心。完全にKOREAトレインのおかげですね。

往路でも書きましたが、このPCの構造は独特。奥の建物(自転車に乗って100mほど走る)にコントロールがあり、その建物内にはBARとシャワー、メカニックサービスがあります。先のツイートでも書いていますが、残り300kmとなったこの時点で私にとって一番のリスクは股のおでき。時間にも余裕がありますし、発症の確率を減らすべくシャワーを浴びることに。

シャワーを浴びる

シャワールームの前にスタッフがいるので『douche?』と尋ねると、担当外とのこと。シャワーの料金もBARで支払うシステムだそうです。分かり辛いですね。すぐ横にあるBARに行き、シャワーを使いたい旨を伝え、料金を支払って例の不織布タオルを入手。

ダイソーで買った圧縮タオルも携行していましたが、このタオルに慣れてしまったので使いませんでした。だいたい拭ければそれでOK。しかし私は髪が短いから良いですが、ドライヤーなどあるはずもなく、女性は大変そうですね…。

さすがに正午近い時間にシャワーを使う人は少ないらしく、快適に使用出来ました。暗いコンクリートの床では無く、明るいタイルのシャワールームでお湯もしっかり出るし、ソープもあって言うことなし。

シャワーを浴びた後にrinoさんと会いましたね。

食事をします

シャワーの後は食事。自転車に乗り50mほど走ってレストラン棟に移動。相変わらず暑いのでビールを飲んでみたい気もしますが、さすがに飲んだらどうなるか想像がつくのでやめておく。チョイスしたメニューはもはや定番のシャンボン&ライス。これだけあれば他に何も要らない。

しかしフランスでは天気が良いとビールかワインを飲むのが当然らしく、レストランではこんなやりとりがデフォルトです。

これは本当にどういう判断フローなのでしょうか?ここは赤羽か?

質問の選択肢であるワインも(温かい)コーヒーも要らないと伝えると、最初の選択肢に無い『ビールを飲む』という第三の選択肢をなぜかチョイスしたことになっています。

どうやらこのおっちゃん的には『ランドヌールは全員ビールを飲むことは分かっているけど、もしかしてワインかコーヒーが飲みたかったら念のため聞いておくよ?』ということらしい。断わると残念そうな表情だったので、飲んでおけば良かったと思わなくもない(笑)

会計を済ませて着席。ちなみにこちらは往路のフジェールでの食事ですが、食べているものが同じです。

私の場合、国内ブルベでは600km走るとコンビニ飯ばかりとなってミネラルのバランスが崩れるためか、ミネラル系のサプリメントを飲んでいても味覚がおかしくなります。

ところがPBPでは既に1,000km近く走っているのにその症状が出ていません。シャンボンとライスばかり食べているのですが、サラダの小皿、ヨーグルト、バナナは見かけると必ずピックアップしていました。これで意外と栄養素は摂取できている様子です。

食事が終わると、ルーティンである歯磨き、水の補給、サプリ補給を済ませてリスタートです。フジェールの出発時刻は12:45、1時間15分の滞在でした。

次は90km先、1,018km地点のヴィレンヌを目指します。ようやく1,000km超え。到着予定時刻は18:10。5時間くらい、18時には到着出来るか?と思っていましたが実際の到着は18:17。意外と時間がかかってしまいました。

詳しくはその14へ続きます。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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