【フレッシュ日本橋（Fleche日本橋）2015】　郡山まで

さて翌日は7時スタートです。着替えて自転車を組み立てて、スタート地点のセブンイレブンに向かいます。仙台はこのような変わった信号機がいくつかありました。かなり古いタイプのようです。

天気も良く、すがすがしい朝です。天気予報も不安が無く、まさに自転車日和。

移動中に来ていた私服をバックパックと共に送り返す手配をして（念のため持ってきていたレインウェアもついでに送り返した）、いよいよ東京・日本橋まで369kmの旅のスタートです。

仙台市内はかなり信号が多く、土曜日の朝で車はいないにも関わらず全く進みません。100mおきに信号ストップする感じ。ようやく中心部を抜けて、郊外に。このすぐ先にイケアなんかもありました。

名取市内で4号のバイパスと合流。1桁国道らしい交通量となります。

道中の至るところに『東京までｘｘkm』というあまり嬉しくない標識があります。残り333kmの標識で記念撮影。

しばらく進むと徐々に視界が開けてきます。仙台市内からずっと向かい風なのですが、このあたりはまだテンションも高く、気持ちよくサイクリング。

桜前線は青森まで進んでいるというニュースを見ていたので、宮城あたりはもう葉桜かな？と思っていましたが、まさに桜が見ごろ。景色は非常に楽しめました。

福島に入る手前、白石市に来ると冠雪の蔵王山系がそびえます。あの山を越えれば山形県に行けてしまう訳ですが、さすがに今回はパス。

PC1までの45kmはbeyさんが機関車！

この後、写真は無いですが10：00ジャストにPC1到着とツイートしております。軽く休憩をして88km地点のPC2（福島市）を目指しますが、45kmに3時間かかっていますね…この時は『まぁ～仙台市内の信号すごかったからね！』『あれは参りましたね！』なんて呑気な会話をしていたのですが、既にDNFへのカウントダウンが始まっていたことをまだ知る由もない(笑)

この日は相変わらずひたすら向かい風なのですが、気温もぐんぐん上昇。道端の気温表示が19度くらい。あまりの暑さにりんパパさんが衣替え。私とbeyさんは夜の寒さにびびって厚着なので、ジャージの前を開けて対応します。

ほどなくして88km地点のPC2。時刻は12：50、約90kmに6時間かかっています。グロスで15km/hのペースですのでほぼ貯金ゼロ。原因ははっきりしています、向かい風、これに尽きます。

今回は数時間の仮眠で360kmを走ることになりますので、アホみたいに前半から飛ばすわけにはいきません（私達の場合は）。かと言って手抜きでは無い、ほどほどのペースで進むわけですが、それでも速度が20km/hちょいしか出ない。『その内風向きが変わるよね、その内変わるよね…』と頭の中で思いつつPC2まで来たわけですが、ただの一度も追い風や無風になることなく見事に全て向かい風でした。

さすがにそろそろマズイ（何がマズイかと言うと宇都宮で餃子が食べられない）、ということで昼飯も手短にPC3の郡山へ向けて出発。128km地点ですので約40kmの行程です。

道中も桜が満開。

山には雪が残ります。

アサヒビールの福島工場。早くゴールしてビール飲みたい。

そして相変わらず吹き荒れる向かい風の中をそれなりに頑張ってペダルを回しますが、時折横風に煽られて蛇行してしまう程。なんとか郡山に着いたのが16時。7時出発ですのでなんと9時間かかって128kmしか進んでいません。ありえないペース。

『えっ、俺らこんなに遅いの…？』と一同驚愕。

即座にPCのコンビニの前で作戦会議。予定では宇都宮で餃子を食べて、スーパー銭湯で仮眠をすることになっていますが、餃子のお店はそんなに遅くまで開いていないだろうということ、そして銭湯は24時で閉店ということが判っていました。宇都宮までは残り117km。このままの風向きだとどう考えても間に合いません（餃子に）。

『よし！輪行するしかない！』

ということで、会議時間1分でDNFが決定。むしろ宇都宮まで新幹線(30分・5千円)と在来線(2h・2千円)のどちらで行くのか決める方が時間がかかりました(笑)　結局そこまで急ぐ必要は無いだろう、ということで在来線を選択。そして16：30の東北本線に乗り、宇都宮に移動するのでした。ああ、認定が消えた…（泣

＠morou2

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管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。