【取付編8】R9150系Di2 の新パーツを実際に取付してみた。スマホ版E-tube接続編
さて佐渡ブルベの記事を書くのに1週間もかかってしまいDi2の記事の途中だということをすっかり忘れていましたが、再開です。
最後はスマホ版E-tubeを使って、ワイヤレスユニットのEW-WU111に接続してみます。
■インストールと接続
まずは、スマホにE-tubeアプリをインストールしておきます。
インストールが完了したら、スマホのbluetoothをオンに。次はマニュアルにある通り、ジャンクションAのボタンを長押しします。
すると、緑と赤のランプが交互に点滅するモードになります。これがスマホとの接続待ち状態です。
次はスマホ側でアプリを起動です。起動するとまずこの画面になりますので、中央の大きなボタンをタップします。
するとこの様にワイヤレスユニット(EW-WU111)を探しにいきます。
接続に成功するとユニット名称が表示されます。『接続したい無線ユニットを選択せよ』と出ますので、ユニット名をタップします。
無事に接続すると、メニュー画面が出ます。この画面から、カスタマイズ(多段変速の設定など)、ファームアップデートやバージョンの確認が可能です。11速を使っていて、シンクロシフトが使える場合に設定を色々変えながら走る時などは非常に便利だと思います。
■『カスタマイズ』メニュー
次は3つしかないメニューの説明です。ぶっちゃけPC版と同じです。まずはカスタマイズから。
カスタマイズをタップすると、シフトの設定(スイッチ、シフトモード、多段変速)を行うことが出来ます。PC版E-tubeと同じですが、インターフェイスはスマホ版の方が良いですね。PC版はいかにも昔風味の見た目ですからね…。
まずはスイッチです。左右のシフトレバー、及びサテライトスイッチが表示されます。
選択すると、シフトアップとシフトダウンの切替が可能です。Di2ならではですけれども、正直これはあんまり使わない機能…
次はシフトモード。すみません、私は10速なのでシンクロシフトに対応していないのですが、シンクロシフトの設定が可能です。
最後は多段変速の設定。
■ファームウェアアップデート
次はメインメニューの2つ目、ファームアップデートです。これはあまり使わないと思いますが、いちいちSM-BCR2(充電器)でPCに接続しなくて良いのは本当に楽。何か動作がおかしい、と思ったら気軽にファームのバージョンを確認できます。
■プリセット
最後はプリセット。これは設定一式をファイルで保存して、自転車に書き込むことの出来る機能ですね。これも既存の機能です。試しに、現在の設定を保存してみようと思います。自転車からの設定読み込みをタップします。
現在の設定一覧が表示されます。
下の方までスクロールすると、保存するファイル名を付けられます。またコメントも設定することが可能です。
右下のダウンロードボタンをタップすると、保存が完了。
読み込みメニューに入ってみると、しっかり保存されています。このファイルはローカルに保存されているんですよね?
他にも、タブレット版のアプリでは画面の大きさを活かして独自メニューがあります。『エラーチェック機能』と『ユニットログ取得機能』です。iPadやタブレットがあれば、もはやSM-PCE1は不要ということですね。
もう最初からこれにしておいてくれよ…と思うほど、PC版と同じことが出来ます。まぁ最初にワイヤレスユニットをファーム更新する時にはSM-BCR2が必要ですから、PCが必要なことは変わらないのですが、それ以降はPCを使うことは無いでしょう。
シマノよ、ようやくか…という気がしますが、ユーザーにとっては格段に利便性が上がりましたので、気になっている方はぜひ導入することをお勧めします。
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