大型サドルバッグ選びについて
さて試験もひと段落したので、更新再開です。
今年は中学三年生の長男の高校受験が控えています。それもあって今年は自転車活動は控えて、家族と過ごすようにしていました(特に長男とメインでやりとりしているカミさんのストレスが大きいです)。
長い人生、中にはそういう年もあって良いと思いますが、2018年は自転車活動を再開して行きたいです。特に北海道でR札幌主催の1200&2400が開催されますのでぜひそれに参加したい(休みが取れるかどうかはかなり怪しいですが)。それが無理でも各地で1000kmがいくつも開催されますので、1回でも良いので走りたいですね。
ということで妄想は膨らむのですが、それに伴って膨らんでくるのが物欲です。今年は電動化でやりたいことを一通りやりましたので、次に前から気になっていたのがサドルバッグ。
現在はsuewというブランドの『Fast Cruise』という製品を使っています。
これはまだ大型のサドルバッグがほとんど無かった頃に某誌編集長の田村さんが使い始めて、一気にランドヌールの中で流行したバッグです。当時はオルトリーブの『サドルバッグL』が主流でしたので、軽さや大きな容量、各種のカスタムオーダーが可能な事などは非常に画期的に感じました。
このsuewさんは一人で運営しておられる、いわゆるガレージメーカーなのですが、当時あまりにオーダーが集中し過ぎてしまったため納期が軽く1年以上になってしまい、色んな意味で有名になったことを覚えています…。
私も『ランドヌール』誌を見てすぐにオーダーを入れた(2013年の1月)のですが、その時は約5か月待ちで納品(2013年の6月)されました。それでも私の2~3か月後にオーダーを入れた人は、更に納期が追加されて5か月以上の納期になっていましたので、私はまだマシな方でした。
とまぁ色々思い出は尽きないのですが、なんだかんだで既に4年半愛用しているこのサドルバッグ。買い替えるつもりもありませんでしたので、他社新製品の情報収集もしていなかったのですが、今では色んな製品が出ているんですね…。
私の周りの人たちは、サドルバッグだけでも色々な製品を試している人が多いです。1巡するどころか3巡目くらいになって、またオルトリーブのサドルバッグLを使ってます、みたいな人もいる。
そこで今更ですが、いくつか商品を比較してみます(こういう記事を書くこと自体が、ポチる前の自分への言い訳)。
と思ったのですが、比較の前にこの手のサドルバッグを使う時に、理解しておくと上手に使えますよというポイントをいくつか。ブルベを走っていると、割と『上手に使えていない』という人を見かけますので。
・バッグ自体は完全防水ではない
中には完全防水を謳う製品もあるのですが、濡れたら困るものは防水のスタッフバッグを使用して、その中に収納します。バッグの生地自体は防水なのですが、どうしても縫い目などから浸水するからです。防水が必要無かったとしても、バッグに収納する荷物は基本的にはスタッフバッグやジップロックなどを利用して小分け収納します。その方が荷物が動かずに、次に紹介するようなことがやりやすいからです。
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・荷物を詰める順番を考える
製品にもよるのですが、バッグと言っても基本的には単なる袋です。こういう製品写真にあるような綺麗な形状を維持するには、中に荷物がしっかりと詰まっている必要があります。
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適当に詰めると形状を維持できずに型崩れや中折れして、最悪の場合は後輪と接触します。
詰める順番としても、重いものや比較的固いものをバッグの先端部分に詰める必要があります。重いものが後部にあると重心が悪くなるし、先端の荷物が柔らかいと荷重でバッグが変形してしまうからです。
・しっかり圧力をかけてパッキングする
上記のように荷物を詰めた後、後部のロールアップ部分をぎっちり巻き上げて、バックルを使ってきつく締めます。そうすることでバッグがパンパンの状態になり、型崩れもしなくなります。また型崩れしないという事は、サドル・シートポストにしっかり密着・一体化させることが出来るということでもあり、走行中の安定性が段違いに向上します。
バッグに最小容量というものが設定されている製品があるのはこれらのためで、ある程度は荷物を詰めないと形状が維持できないんですね。最小容量以下の荷物しか入れなかった場合、全く使えない訳ではありませんが、走行中に揺れたりするなど弊害も生じます。
これらのバッグは『大は小を兼ねない』ので注意が必要です。
ということで次回に続く。