ディスクブレーキ

【フルクラム】ディスク用ホイールはこれだけある!2021年度版まとめ

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フルクラムのディスクロード用ホイール2021年度版のまとめです。2019年から更新しています。

■サマリー

まずラインナップ全体のまとめです。モデル数は、記事執筆時点でのカワシマサイクルサプライのwebサイトのモデル数を基準にしています。

2019:ディスク用が15、リムブレーキ用はカウントしていなかったので不明です。

2020:ディスク用が13。リムブレーキ用が12です(チューブラーのSpeed55T含む)。

2021:ディスク用が20。リムブレーキ用が9です。

フルクラムも19Cを中心に更なるワイドリム化を推し進めています。つい3年前は15Cから17Cに移行する時期で大騒ぎをしていたのですが、もはや17Cが『ナローリム…?』という扱いで、19Cがスタンダードになってしまいました。マヴィックのキシリウムなんて21Cです。

また2022年モデルとしてアルミリムのRacingシリーズ(4、5、6)がリニューアルされました。こちらもリム内寸が19mm及び20mmと拡大されています。

それでは早速見ていきましょう。

■ラインナップ

ディープリム系

リムハイト40mm以上のディープリム系です。立て続けに新製品が出て、フルクラムとしても力の入れようが見て取れます。まず昨年までセンターロックや6穴などで沢山モデルがあったレーシングクアトロが、ついに引退して姿を消しました。代わりに同じような10万円代後半で、WIND40/WIND55 DBがリリースされています。

名称リム高内寸外寸重量価格(税込)
WIND40 DB(2WAYFIT)4019271,620198,000
WIND55 DB(2WAYFIT)5519271,680201,300
WIND75 DB(2WAYFIT)7519271,820205,700
SPEED40 DB(2WAYFIT)401926.51,470336,600
SPEED55 DB(2WAYFIT)551926.51,580336,600
SPEED40T DB(チューブラ)4026.51,320427,900
SPEED55T DB(チューブラ)5526.51,3950427,900
SPEED40 CMPTZN DB(2WAYFIT)401926.51,460378,400
SPEED55 CMPTZN DB(2WAYFIT)551926.51,570378,400

WIND40/55は流行りのワイドリムで空力重視。しかし価格的に重量はそこそこあります。メインはSPEED40ですね。1,470gとそこそこ軽いです。そしてこのSPEEDにはチューブラーがあるのが特徴。40mmで重量1,320gと非常に軽く、55mmでも1,395gです。日本にはSPEED40Tしか入ってきていませんが、フルクラムのラインナップにはSPEED55Tというのもあります。こちらは重量1,395g。※2019/11にSPEED55T DBが追加されました。

WINDもそうなのですが、ハイト40mmと55mの重量差が小さいのがポイントですね。WIND40と55は60gしか変わらないじゃないですか。価格も3,000円しか変わらないし…。でもWIND55になると1,700g近くになってしまいますので、悩ましいところではあります。他ブランドでこの価格帯だとなかなか無くて、シャマルウルトラとかキシリウムプロあたりが競合になってきます。

レーゼロ系

次にレーゼロ系です。記載はありませんが、全て2WAY-FIT(チューブレス対応)です。

名称リム高内寸外寸重量価格(税込)
Racing Zero DB301923.81,590159,500
Racing Zero CMPTZN DB301923.81,570200,200
Racing Zero Carbone DB301926.51,450335,500
Racing Zero Carbone CMPTZN DB301926.51,440368,500

レーゼロのディスク版は2019/11にデザインが変更され、それに伴い大幅に値下げされました(旧価格:177,000円)。併売されていた6穴は廃止。また2019/12にベアリングにCULTセラミックを採用した待望の『コンペッティツィオーネ』が追加されています。

そして目を引くのがレーゼロカーボンの26.5mmというマッチョな幅の広さ。25Cのタイヤを付けたらタイヤの方が細いのですが、エアロ的にはこれが正解なんです。それでいて重量は1,450gに抑えているという恐るべき軽さです。アルミでこの幅にしたら重量が大変なことになります。

メチャメチャ速そうですけれども、バキバキに硬そうでブルべに使うにはさすがに適正とは言い難いですね…。

レーシング3以降

お手頃価格の金属系リムのファミリーです。この辺は数字が小さいほうが値段も高く高性能というヒエラルキーがはっきりしていて、分かりやすくて良いですよね。その頂点がレーゼロなのですが。ちなみに価格については、どれも5%ほど値下がりしています。
※2021/10/20追記:レーシング3以外は設計が古くなり、カワシマサイクルサプライのカタログから消えてしまいました。
※2021/11/13追記:2022モデルとしてリニューアルされたRacing4、5、6が発表されました。

名称リム高内寸外寸重量価格(税込)
Racing3 DB 2WAY-FIT281923.81,660105,600
Racing4 DB 2WAY-FIT3419241,71071,500
Racing5 DB 2WAY-FIT2420251,66062,700
Racing6 DB 2WAY-FIT2420251,78053,350

2019年の3月にレーシング3が追加されました。リリースを見ると、オールラウンド性が高まっていると訴求されています。リニューアル後のレーシング5と似たようなスペックですが、レーシング3はスポークがダブルバテッドだったり細かい点で性能が高いです。リムハイトが増えて幅もほぼ同じ、重量も同じというのも頑張っています。レーシング3~5の中で、どれを選択するか非常に悩ましいですね。

また2021年11月にレーシング4~6がリニューアルされました。基本的にはリムのワイド化で、内寸が19~20mmとなりました。そのせいで旧モデルより若干の重量増となっており、その影響を小さくするためにリムハイトも1mm程度低くなっています。6は5の廉価版で、ロゴやニップルの仕様が異なるなど、コストダウンが図られています。

グラベル系

ここ数年でモデル数が増えているグラベル系です。4モデルですが2モデルがカーボンリムで、価格帯も幅広く、力の入れようが伺えます。

名称リム高内寸外寸重量価格(税込)
RAPID RED CARBONE DB302530.61,490250,800
AIRBEAT 400DB 2WAY-R4021281,640140,000
RAPID RED 3 DB2424291,710102,300
RAPID RED 5 DB 2WAY-R2423281,70063,800

上の2つがカーボンリムです。RAPID REDの3と5はアルミリムですが、こちらは650Bもラインナップされています。載せている重量などは700Cのものです。

ということで、ディスクロードでホイールを交換する際にはとりあえずレーシング3以降から選んでおけば良いと思います。私も旧モデルのレーシング5を使っていましたが、非常に扱いやすいホイールでした。一度は高級ホイールを使いたいと思い、奮発して今はDTswissやENVE45を使っていますが、価格差が6倍あるのでレーシング5の6倍も速くなるのかと言われるとそうでは無いですからね(どのハイエンドホイールもそうですけど)。

フルクラムの中だけでも十分に上から下まで揃っています。デザインも良いですし、私は非常に好みです。レーシング5なら実売37,000円前後(税込)、ヤフープレミアム+ソフトバンクなら更に10%のポイントが付きます。3万円ちょっとで買えてしまうとは恐ろしい。Amazonも同じような価格です。

レーシング3なら77,000円前後です。いずれも税込み。10月になったら価格が変わってしまうかもですね。

他ブランドのエントリは、こちらです。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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