雑記

洗車はプロにお願いする時代。浦和のろーたすさんで新車の輝きを取り戻してきた話

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■ろーたすさんで洗車してきた

先週末は、初めて自転車の洗車サービスを利用して来ました。お店は、浦和の『ろーたす』さん。以前から洗車サービスは気になっていたのですが、近所に出来てようやく体験することが出来ました。単に『いつも自分が行っている洗車』を代わりにやってくれるサービスと想像していたのですが、私の想像力が足りていませんでした。

『ドライブトレイン(チェーンなど)を含む自転車全体を完璧に清掃』してくれます。そのため綺麗になるだけでなく『走行性能もアップ』します。私も、比較的マメにチェーンやスプロケットを綺麗にしてはいましたが、今まではいかに自己流で適当に清掃していたのか…ということが良く分かりました。

※今回の記事の内容は、ろーたすさんに確認をいただいた上で掲載しています。

洗車の前

それでは、まずビフォーアフターをご覧ください。こちらは30時間以上雨の中を走った後のフレーム。これでも、自宅で水をかけて『洗車の前に洗車』した後の汚さ。このあと、ろーたすさんが綺麗にしてくれるとはいえ、水で流せる枯れ草などは流しました。チェーンもかなり黒ずんでいますが、今回は600kmのブルベを走るということで事前にチェーンも清掃したのですがこの黒さです。

洗車のあと

そしてアフター。チェーンリングは元々こんなに綺麗だったんですね!自分で洗ってもここまで綺麗にならないのですけど…。チェーンも新品同様です。自分でここまでやるのはどう考えても無理ですね。

スプロケも新品同様に。特にRDをみてください。ピッカピカですよ、もう。輝きがまぶしい。

■雨ブルべと洗車

さて私は雨のブルべが嫌いです。といいつつ、実は雨の中を走ること自体は嫌いでは無かったりします。参加者が減って走りやすくなるし。また雨のブルベになると、完走には走力以外の戦略的要素や折れない心が要求されるので、むしろブルベらしいと言えます。しかしその後の洗車と後片付けが嫌いなのであります。

走り終わったら自宅に戻り装備を外して、滴る水滴を拭う。湿ったツールボトルを開けて中を乾燥させる。リアライト(キャットアイ)のブラケットには砂が入り込んでおり、歯ブラシで掻き出す。はい、面倒くさいです。私のキャノンデール シナプスはダボ穴が開いているのでフルマッドガードを装着出来るのですが、それでもこの有様。

そしてフレームを逆さにすると水がドバドバ出てくる。昨今はケーブル内装が増えており、フレームには穴が開いています。そこから水が入りますよね。その後にようやく真っ黒かつ砂だらけになったドライブトレインとホイールの洗浄に移るのですが、軽く1時間以上経っていたりします。

自分以外の誰かが綺麗にしてくれるのであれば(笑)、ぜひともお願いしたい。常々そう思っていたのでした。

■『ろーたす』さんとは

今回、洗車をしていただいたろーたすさんは埼玉の浦和にあるお店です。ご存じの方も多いと思います。『かふぇ&だいにんぐ ろーたす』として有名で、自転車乗りのマスターがスペシャルな盛りの肉料理を出してくれます。マスターと私は同じショップのお客同士で、その縁でAJたまがわの走行会の後にお店で宴会を開いたこともあります。たまがわのブルベにも良く参加してくれるので、DNFの電話を私が受けたこともあります(笑)

そのろーたすさんが、第二の事業としてスポーツバイクの洗車業を開始。それはお願いしなくては!ということで、今回洗車をお願いしてきたという経緯です。

※2023年6月現在、『かふぇ&だいにんぐ ろーたす』が業態転換して洗車サービスのみのお店となっています。また店舗の場所も移転しております。

■愛車がピカピカになるまで

それでは早速作業の様子を紹介します。

ろーたすさんのメニュー

まずは洗車のメニューです。今回は左上の『bike wash』をお願いしています。ディスクブレーキの方が少し安いですね。ドライブトレインのみは2,970円(税込)。その他、ポリッシュやガラスコーティングのメニューも充実しています。洗車⇒ポリッシュ⇒コーティングまでやると完璧ですね。

準備

まずは洗車前の準備です。ホイールはもちろんのことライトやベル、ボトルケージなどを外して専用の巨大シンクに固定します。私のフレームはディスクブレーキなので、パッドに汚れが付かない様にビニールでカバーします。

チェーンの下洗い

続いて最も汚れているチェーン周りを下洗いします。チェーン周りは後から完全に洗浄するのですが、この時点で既にピカピカです。チェーンリングも、外周はかなり綺麗になりました。この後、再度洗剤を吹きかけて漬け置き状態にします。

ホイール洗浄

続いてホイールの洗浄です。洗う気にすらならないスプロケもこの綺麗さ。形状が複雑なので洗いづらいハブのフランジやハブボディも綺麗になりました。

基本的に、ろーたすさんでは洗浄の際にはパーツの分解はしません。それでもスプロケがここまで綺麗に出来るものなんですね(私がやろうとしていなかっただけかも)。私は分解して1枚づつ洗っていましたが、ロー側などカセット化されている部分は分解出来ないので、布を間に入れて磨いていましたよ。非常に面倒な作業なので年に1度くらいしかやりませんでした…。チェーンとスプロケ、プーリーの洗浄は同時にやらないと効果が落ちるので、本当は毎月これくらいのことはやるべきなんですよね。

フレーム洗浄

続いてフレームの洗浄です。見た事のある泡まみれの状態にして…

汚れを浮かせます。各部をブラシやハケをいくつも使い分けて、手際よく洗っていきます。

チェーンリングの裏になってしまうBB周りも、道具を使い分けることでクランクを外すこと無く洗っていきます。この段階で、チェーンも表と裏からコマ単位で洗っていきます。

細かいこだわり

チェーンやプーリーなど汚れが蓄積しているところを洗う度に、手袋やウエスはバンバン使い捨てにしていきます。シンク下にあるバケツには、役目を終えたウエスやグローブが何枚も入っています。自分でやる分には気にしませんが、作業のたびに新品を使う事でパーツも綺麗になりますし、汚れを他に移しません。もちろん作業効率もアップします。私の軍手なんて真っ黒なので、うかつにフレームとか触れない状態になってますからね。。。

洗浄完了

細かい部分まで洗った後、汚れを水と共に流します。残った水分は、ブロワーで徹底的に飛ばしてしまいます。40L近いコンプレッサーに、サブタンクまで追加されています。

大容量のコンプレッサーのおかげで、あっという間にドライな状態に。こんなに綺麗なクランクは、新品で買って以来見ていない気がします…。

チェーンリングやFDの裏側もこの通り。

拭きあげた後、最後にコーティング剤で磨いて、チェーンに注油すると一通りの作業が完了です。外したホイールやライト類を装着して元に戻します。トータルの所要時間は1時間ほどでした。ろーたすさん、ありがとうございました。

■元の輝きが蘇る

さてそれではどこまで綺麗になったのか見てみましょう。まずは最も気になるスプロケ&チェーン。完全に新品ですね。

ロードバイクの顔ともいえるクランク回りもこの通り。君はこんなに輝いていたんだね…。

複雑な形状のせいで、洗う気にもならないチェーンリング裏のリブもこの通りの綺麗さ。インナーチェーンリングもピカピカです。すごい。

ドロドロだったホイールもご覧の通り。

ここまで綺麗になると、汚れによる駆動ロスも明らかに減っていると思います。要するに洗車で速くなるということです。

■まとめ

私もブルベの前には、チェーンの洗浄はすることにしています。しかしスプロケやプーリーは面倒だし、どうせブルベを走ったら汚れるしということで、放置しがちな部分でした。それがろーたすさんにお願いすると、ドライブトレインはもちろんのことホイールやBB周りも含めて一気に綺麗にしてくれるのです。単に『見た目が綺麗になるだけ』を何となく想像していたのですが、良い意味で裏切られました。作業も見ていて楽しかったです。

そしてこの仕上がりのクオリティは、実際に体験してみないと伝わらないと思います。今回はそこを伝えるべく、写真を多用した記事にしてみました。

私のように雨ブルべ後の洗車が嫌いな人には非常にお勧めです。わずか1時間の作業で、自分で何時間もかけて洗車するよりもはるかに綺麗になります。マメにお願いすれば、パーツも長持ちするでしょうね。他にはブルベや大会の前にドライブトレインだけ洗浄してもらい、駆動効率をアップさせるというのもアリと思います。

本当に新車同様の綺麗さになりますので、少しでも興味があればお願いしてみることをお勧めします。

『SPORTS BIKE CLEANING by 肉と自転車 ろーたす』
※洗車の依頼はTwitterアカウント『@CLUB_LOTUS2013』よりDMで。

住所:さいたま市 浦和区仲町3-2-16

youtubeの紹介動画はこちら。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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