2021版ディスクブレーキのホイールはこれだけある まとめ編

ディスクブレーキ用のホイールについてまとめたので、全部を統合してみます。記事の内容を更新して、2021年バージョンにしました。ROVALとかBontragerとか網羅していないのは分かっていますが、キリがありません。私はキャノンデールに乗っているのですが、キャノンデールにBontragerを履かせるのもアレですし(非常に高性能なのも知っていますけど)。。。

各ブランド別のまとめもしています。記事は以下から行けます。

【フルクラム】ディスク用ホイールはこれだけある!2020年度版まとめ

【MAVIC】ディスク用ホイールはこれだけある!2021年度版

【カンパニョーロ】ディスク用ホイールはこれだけある!2021年度版まとめ

【シマノ】ディスク用ホイールはこれだけある!2019年度版まとめ

【DTswiss】ディスク用ホイールはこれだけある!2020年度版まとめ

【ZIPP】ディスク用ホイールはこれだけある!2020年度版まとめ

【ENVE】ディスク用ホイールはこれだけある!2020年度版まとめ

ディスクブレーキにしたらやっぱりカーボンリムのホイールにしたいですよね。今まではブレーキの事を考えると、雨の中(下手すると台風でも)を走るブルベだとどうしてもアルミリムになってしまっていました。しかしディスクブレーキになると、カーボンリムを使っても雨でのブレーキの効きの悪さも、高級品なのにリムが削れて減っていく心配も、ブレーキ熱でのリム破損もチューブ破裂も全て解決するのです。

高価なカーボンホイールが消耗品ではなくなります。ラテックスチューブだって使えます。雨の中をダウンヒルして、シューが無くなる心配もありません。完璧じゃないですか。

ということで、今回はまず『ディスクブレーキ用のホイール』全体をメーカー横断で一覧表にしてみます。ディスクブレーキのホイールを探している人は参考にして下さい。

私の欲しいホイールとしては、総合するとなるべくリムハイトの高いカーボンホイールで、なるべく軽量なものを探してみましょうという事になります(そりゃそうだ)。単純に軽量最優先だとチューブラーリムの一択になってしまいますから、リムハイトの高さとチューブラーでは無いことも優先します。

リムハイトがだいたい30mm台がミドルハイトと呼ばれていると思いますので、見た目も考えて45mm以上ということにしたいと思います。要するにカーボンディープリムが欲しい。軽いのをなるべく安く。果たしてそんな都合の良いホイールはあるのか。
※2021/05 価格表記を税込にしました。

■ディスクブレーキ用ホイール メーカー横断リスト

まずは単純に重量順に並べてみる

まずは単に軽い順に並べてみます。私は体重50kg台でパワーの絶対値が低いので、まずは軽量ということが重要なのです。ブルベでは山も登れないといけませんからね…。あまり長いリストになると見難いので、8つ程度を並べてみます。

リムハイト 重量 価格(税込)
コスミック アルティメット ディスク 40 1,230 ¥528,000
BORA ONE35 DB TUB 35 1,276 ¥282,700
SPEED 40T DB(TU) 40 1,320 ¥383,900
BORA ONE50 DB TUB 50 1,348 ¥282,700
303 Firecrest Tubeless 40 1,352 ¥257,510
303 Firecrest Tubular 45 1,372 ¥331,650
BORA ULTRA WTO33 33 1,385 ¥466,400
SPEED 55T DB(TU) 55 1,395 ¥383,900

最も軽いコスミックアルティメットも含めて、見事にチューブラ―ばかりです。チューブラーでは無いのは、ZIPPのFirecrest 303とカンパのULTRA WTO33です。ZIPPはフックレスリムなので、チューブレス専用です。クリンチャーとして使えるのはカンパのみ!ということになります。商品名に『2WAY』の表記がありませんが、ULTRA WTOはクリンチャーでもチューブレスでも使えるモデルです。しかしこのリストは価格も30万オーバーばかりで、あまり現実的では無いリストですね…。ULTRA WTO33にいたっては、46万円…。

チューブラ―を除くと…

リムハイト 重量 価格(税込)
303 Firecrest Tubeless 40 1,352 ¥257,510
BORA ULTRA WTO33 33 1,385 ¥466,400
コスミックSLR32 ディスク 32 1,410 ¥275,000
SES 3.4AR DISC 39/43 1,417 ¥393,800
SES 3.4 DISC 38/42 1,420 ¥393,800
BORA ULTRA WTO45 45 1,425 ¥466,400
RACING ZERO CARBON CMPTZN DB 30 1,440 ¥330,000
RACING ZERO CARBON DB 30 1,450 ¥301,400

少し現実的なリストになってきました。相変わらずZIPPの303が断トツです。チューブレスで構わなければ、303の一択ですね。SESというのは、ENVEのブランド名です。ENVEもかなりの軽量ぶりですが、ハイトがやや低いのと、税込で393,800円という価格がネック…。

ラインナップが新しくなったMAVICも、コスミックシリーズはかなり軽くなりましたね。フルクラムもハブがCULTのコンペティツィオーネモデルが沢山増えた関係で、2モデルがランクイン。カンパのULTRA WTOシリーズが2つも入ってきましたが、価格もウルトラですね。ENVEが安く見える。

しかし、まだリムハイトの面から見ると30~40mm前半のホイールが多いです。次は、

  • 価格30万以下
  • リムハイト45mm以上

という条件でフィルタしてみます。

税込33万以下の45mmハイト以上のホイール

税込で33万以下の45mmハイト以上のホイール一覧です。

リムハイト 重量 価格(税込)
コスミックSLR45 ディスク(MAVIC) 45 1,470 ¥275,000
BORA WTO 45 DB 2WAY(カンパ) 45 1,520 ¥324,500
303 S Tubeless(ZIPP) 45 1,530 ¥155,980
ENVE 45(ENVE) 45 1,561 ¥217,800
コスミックSLR65 ディスク(MAVIC) 64 1,570 ¥275,000
コスミックSL45 ディスク(MAVIC) 45 1,575 ¥176,000
SPEED 55 DB(2WAY-FIT)(フルクラム) 55 1,580 ¥301,400
SHAMAL CARBONE DB 2WAY(カンパ) 35/40 1,585 ¥192,500

かなり求めている内容になりました。新しいだけあって、やはりMAVICのコスミックシリーズが強い。後出しジャンケンみたいなものですね。ZIPPの303 Firecrestは、リムハイトが40mmと微妙に低かったために除外されてしまいました。

代わりに入ってきたのが、同じくZIPPの303SとENVEのENVE45。どちらもフックレスリムで、チューブレス専用です。価格面で見ると、この2つとコスミックSL45が非常に安いですね。このスペックのディスク用ホイールが10万円台で手に入る時代が来るとは…。

そして私はENVE45を買いました。

【新ホイール購入】ENVE Foundation Collection 『ENVE45』

税込33万以下の30~45mmハイト未満のホイール

それでは、参考として税込33万以下の30~45mmハイト未満のホイールも見てみたいと思います。リムハイトが10mm以上低くなるのですが、果たしてその分が重量と価格に反映されるのでしょうか。

リムハイト 重量 価格(税込)
303 Firecrest Tubeless 40 1,352 ¥257,510
コスミックSLR32 ディスク 32 1,410 ¥275,000
RACING ZERO CARBON CMPTZN DB 30 1,440 ¥330,000
RACING ZERO CARBON DB 30 1,450 ¥301,400
SPEED 40 DB(2WAY-FIT) 40 1,470 ¥301,400
BORA ONE35 DB WO 35 1,483 ¥316,800
BORA WTO 33 DB 2WAY 33 1,485 ¥324,500
コスミックSL32 ディスク 32 1,499 ¥176,000

ZIPPの303 Firecrestが当然の様に返り咲きです。重量、価格とも断トツですが、フックレスなのでチューブレス専用です。チューブレスを使えるのであれば、こんな高性能なホイールが低価格で買える時代になりました。

他にはフルクラムのレーゼロカーボン系、MAVICのコスミックシリーズが安定してランクインしています。カンパのBORAも手堅いですね。

■まとめると

非常に悩ましい結果になりました。

スペックを見る限り、ZIPPが断トツです。しかしZIPPはフックレスリムなので、チューブレスしか使えません。ディスクブレーキとチューブレスを使えなければ、高性能なホイールを使えない可能性が出てきました。他社はどのように対抗してくるのでしょうか。

もちろん単純な重量だけが性能では無いことは、我々ユーザーも良く知っています。だからこそ、なるべく総合的に判断したいのですよね。

ちなみに私は、フックレスリムを使ってみたくて結局ENVEのENVE45を買ってしまいました。フックレスかどうかは、直接のスペックには出てこない部分です。でも実際にタイヤを着けて走ってみると、これが非常に良い。

このようにスペックに出てこない部分もありますが、記事を参考にしてスペックに出てくる部分だけでも楽に比較して欲しいと思います。少なくとも、このまとめ記事を始めた2019年と比較するとディスク用ホイールの性能は格段にアップしています。これからも性能的な熟成は進むでしょうから、リムブレーキ用の完成度に追いつくのも近い気がしてきました。

しかしそんな事を考えているといつまで経っても買えませんから、もう欲しい時が買い時!としか言いようがありません。後悔の無いように悩んで欲しいと思います。

ちなみに私は、カーボンリムの前は下のフルクラムのレーシング5を使っていました。アルミリムですが、価格と性能のバランスが良く取れていると思います。

⇒レーシング5 DB シマノフリー(wiggle)

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