【夏休み】群馬・長野・山梨ツーリング day1
夏休みに突入しましたが、娘の予定との兼ね合いで一足先に10連休を取得してきました。10連休の前半は自由に出来そうだったので、2泊3日で群馬~長野~山梨をツーリング。3日間自由に走れる時間が取れるなんて奇跡的です。遊ばせてくれたかみさんに感謝です。
■準備
そもそも休みの日程が割と急に決まったことと、休むための仕事の調整でツーリングの事を考える余裕が全くありませんでした。とにかく気温35度の関東平野から脱出したいので、長野あたりを走るか、渋峠に行ってみるか、または北海道とか青森に行くとか。悩んでいる内に(色々悩むのも楽しいのですが)宿の手配やらをしないといけなくなってきました。
- 走ったことがあり土地勘がある
- 高地か東北
- 埼玉から電車で楽に行ける
という条件で選定すると『SR600Fuji』のコースを走ってみようという結論に。もちろん渋峠は走れませんし、休みの期間も3日間しかありません。あのコースで風光明媚なのは美ヶ原~蓼科のあたりと思っていますので、そこを2日目に走る様にプランを立てました。SR600Fujiは白根山の噴火さえ収まれば、また通しで走ってみたいのですが…。
コースはこんな感じに
・1日目:大宮から高崎まで電車で移動。須賀尾峠を越えて長野原に出る。その後もR406を走って鳥居峠を越えて上田まで下る。宿は丸子町で予約。
・2日目:丸子町からはSR600Fujiのコース。麦草峠を越えてしまうと宿が高価なペンションしかないので、韮崎に降りてルートインに泊まる。大浴場に入りたい(笑)
・3日目:未定
というコースに。3日目のことは考える余裕がありませんでしたが、輪行で適当に帰ってくるか、柳沢峠を越えて奥多摩まで走るか…になるかな?と思っていました。
■出発
さて夏休み1日目の土曜日。朝から自転車を担いで出かけたいところですが、ちょっと仕事が残ってしまったり、早めに処理しておいた方が良い家庭のタスクを片付けているとあっと言う間に昼前に。慌てて1時間くらいで準備をして、高崎線に乗って高崎へ向かいます。時刻は既に11時。今思えば、仕事は放置しても大丈夫だった…。
高崎到着は90分後。死ぬほど蒸し暑い中で自転車を組み立てて、13時に出発です。一番暑い時間帯ですね…。この日の高崎はお祭りだったようで、街中の各所で山車や神輿が出ていました。
このツーリングで、Edge530×2台体制のテストを実施。快適に動作します。配置もすっきりして非常に使いやすい。しかしこの日は殺人的な暑さで立っているだけで体力が減っていく。
しばらく走ると市街地を抜けて走りやすくなってきます。しかし日差しはそのままで、なかなかペースが上がりません。この暑さに慣れていないので(慣れるとも思えませんが)休憩が増えてしまいます。というか適度にコンビニ休憩して体温を下げないと危険なレベル。
高崎からは、いつも軽井沢方面を繋ぐR18しか走らないのですが、高崎市って広いのですね。合併して榛名山の麓も全部高崎市になっているとは知りませんでした。
行程も後半になると標高の高さに加えて木陰が多くなってくるので、休憩も減少。しかしEdge530の写真ばかり撮っているので先に進まない。特にクライムプロ用の写真。
ボトルのドリンクはすごい勢いで減っていくのに商店が全くなく、久しぶりの自販機で補給。東吾妻町のR406沿いです。
先ほどの自販機から少し走ったところに須賀尾宿。R406は高崎から上田に抜ける主要な街道で、当時の賑わいを偲ばせます。しかし商店はおろか自販機も無い。
それでも何とか須賀尾峠のピークに辿り着きます。終盤は10%の連続で結構きつい峠だった。
昔からの街道なので走りやすいと思っていたのですが、須賀尾峠の通過に想定より時間がかかってしまった。長野原まで一気に下ると車も増えてコンビニもあり、予定通り補給を行う。
■進路転換
しかし時刻は既に17時。ここからは30kmも先にある鳥居峠を目指すことになる。通過する時には確実に暗くなっている。鳥居峠も古くからの道なので、とんでもない荒れた林道ということは無いだろうが、初めて通過する峠で夜間のダウンヒルは避けたい。
一応何かあった時のために装備はブルベ時と同じ様に準備はしているが、ブルベでもないのでガッツリ夜間走行するような心構えで来ていない。そもそも、19時には宿にいて、風呂から上がってビールを飲むのが今回の旅の目的なのです!
ということで、長野原の大津交差点にあるセブンイレブンで身の振り方を考えます。と言っても、こんな場所にいるので選択肢は限られてしまいます。要はどこに行くにも、1000m級のヒルクライムをしないといけない。
選択肢1:予定通り鳥居峠を突破。夜間走行になる。
選択肢2:来た道を高崎まで戻る。これはやりたくない…。
選択肢3:吾妻線で高崎まで戻る。非常に時間がかかる。
選択肢4:バスで軽井沢に抜ける。軽井沢からはしなの鉄道で上田に行く。
3と4は自走を諦めています。色々勘案した結果、選択肢4が早そう。選択肢4のルートを自走するという方法もありますが、山の険しさからすると予定通り鳥居峠を突破した方がマシそうです。バスの時間を調べると本数は少ないながらもちょうど良さげな時間に便がありますので、輪行準備をして撤退します。ブルベじゃないので暗い中を走る必要はどこにもありません。
少し下って羽根尾の駅前に移動します。
この駅の前に応桑道というバス停がありますので、そこから乗車することにします。しかしバス停が具体的にどこにあるのか?って本当に調べ辛いですよね。
10分ほどでバスが来たので乗車。運賃は2,000円ほど。SR600では豪快にダウンヒルする道を軽井沢に向かって登ります。バスでも1時間かかりますから、自走で戻ったら大変な時間がかかるでしょうね…。
何とか日が暮れる前に軽井沢に到着。ここからはしなの鉄道に乗って、大屋という駅まで向かいます。大屋駅に到着すると、次は今夜の宿がある丸子町を目指します。宿を予約した時に祭りがどうのこうの、と言われたのですが何のことか良く分かっていませんでした。この日は上田駅の駅前でも祭りがあったのですが、その事を言っていると思てしまったのです(そのせいで上田駅周辺のホテルは全て満室だった)。
しかし丸子町に到着するとびっくり。実は丸子町でも大きな祭りをしていて、ホテルの周辺が交通規制されています。丸子町は今でこそ合併して上田市になっていますが、合併前は独立した町でしたので、祭りと言えば丸子町の祭りの事だったのですね…。かなり大きな祭りで、深夜まで賑わっていました。途中からは徒歩になってしまったので、余計な時間がかかってしまいました。
ともかく無事に20時過ぎにホテルに到着。チェックインして風呂や食事を済ませ、明日に備えることにします。本日の走行距離は約70km…。