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【シマノ】ディスク用ホイールはこれだけある!2019年度版まとめ

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さて次はシマノです。相変わらずシマノは地味です。ちゃんとスルーアクスル対応のホイールも出しているのですが、使っているところを聞いたことがありません…。クリンチャーは普通に見かけるのですけどね。私も使っていましたし。

さてシマノのホイールですが、ホイール全体のラインナップが下記の様にカテゴライズされています。

  • デュラエース
  • デュラ以外のリムブレーキ用
  • デュラ以外のディスクブレーキ用

当初はディスクブレーキ用だけで並べようと思いましたが、整理している内にカタログと同様に上記のカテゴリで分けるのが理解しやすいことが分かりましたので、それに倣います。リムブレーキ用も併せて紹介します。

■デュラエース

まずはデュラエースです。リムブレーキもディスクも合わせてデュラエースというグループを形成しています。全部で8アイテムですね。コンポと同じ型番が付くのは、ホイールではデュラエースだけになってしまいました。また型番には『60』とか『40』とか付いていますが、これは実際のリムハイトではない事に注意(近い数値ではありますけど)。

リム素材リム内寸外寸重量価格
WH-R9100-C60-TUカーボン60281,496¥316,315
WH-R9100-C60-CLカーボンラミ5022.41,851¥218,186
WH-R9170-C60-TU(ディスク)カーボン60281,500¥321,065
WH-R9100-C40-TUカーボン37281,384¥318,423
WH-R9100-C40-CLカーボンラミ3520.81,508¥209,594
WH-R9170-C40-TU(ディスク)カーボン37281,400¥324,156
WH-R9170-C40-TL(ディスク)カーボン37241,586¥261,149
WH-R9100-C24-CLカーボンラミ21/2420.81,456¥152,317

※TL:チューブレス TU:チューブラ― CL:クリンチャー

8アイテムのうち、実に4つがチューブラ―です。ディスク用は3つですが、それも2つはチューブラ―。まさにレースが前提。チューブラ―以外は全体的に重いですね。

特にC60のクリンチャーはC60と言いながらリムハイトが50mmなのに、恐ろしく重いです。35mmのC40(ややこしい…)クリンチャーは1,500gなので、実に350g近くも差があります。ハブは同じなのにあまりにも違いすぎます。ちなみに24mmのC24にしても50gしか軽くならないので、C40を買うのが正解のような感じです。

この重量差について、サイクルモードに行った際にシマノブースにホイールの展示があったので聞いてみました。まずC24/C40は薄いアルミのリムの上からカーボンを貼って補強している。手作業で行っている程の難しい作業で効率は良くないが、代わりに強度を保ちつつ非常に軽く仕上げることが出来ているそうです。一方C60は土台のアルミリムの上に成形したカーボンのディープリムの部分を接合しており、工程が全く異なるとのこと。要はカーボンラミネートの技術は優れているけれども、ラミネートで対応不可なリム高になると他社と差別化出来るほどの技術がある訳では無い…という事になりそうです。

しかしディスク用はフルカーボンチューブレスを作っているのですから、クリンチャーもフルカーボンにすれば良いのに…と思います。どうやらそこは、デュラエースとしての耐久性も必要なので…というのも理由の1つとしてありそうです。

■クリンチャー(デュラ以外)

次はクリンチャーです。全部で7アイテム。

リム素材リム内寸外寸重量価格
WH-RS700-C30-TLカーボン/アルミ24/281520.81,540¥87,662
WH-RS500(チューブレス)アルミ241520.81,649¥51,364
WH-RS330アルミ301520.82,051¥28,638
WH-RS300アルミ241723.21,827¥22,829
WH-RS100アルミ241723.21,897¥13,411
WH-R501(11速未対応)アルミ241520.81,889¥12,704
WH-RS010アルミ241520.81,920¥14,896

2kg近い廉価版のホイールが多いです。上の2つは、昨年R8000アルテグラが出た際に一緒に出たホイールです。この2つだけ価格の割に異様に高性能です。どちらもチューブレスに対応してますし。他には、未だに頑張ってC15のナローリムを残しているところがポイント高いです。

ここもサイクルモードで聞いてきましたが、『まだワイドリムが入らないフレームが沢山あるんですよ!』という非常に心強いお言葉でした。他のブランドはどんどんワイドリム化してますから、逆にシマノとしてはビジネスチャンスになり得ると思います。とは言え1セットで2万円位の価格ですので、多少ヒットした位では売上のインパクトとしてはあまり無さそうですね…。逆に利益率は高そうですけど、ホイールはデカいので物流費を考えると微妙なのかも…。

■ディスク用(デュラ以外)

リム素材リム内寸外寸重量価格
WH-RX830-TLカーボンラミ3517231,822¥128,875
WH-RX31-CLアルミ241722.41,945¥37,290
WH-RS770-C30-TLカーボンラミ2817231,639¥93,139
WH-RS370アルミ191924.61,980¥25,681
WH-RS170アルミ2417232,091¥18,548
WH-RX010アルミ2417232,159¥18,615

まず一番上の『RX830』と一番下の『RX010』ですが、これはOLDが135mmでスルーアクスルではなくクイックを使う、ちょっと古くなってしまったモデルです。この規格も需要が無い訳では無いと思いますが、価格/性能的にも厳しい感じです。

一方で『RS770』というモデルがありますが、これも昨年のR8000アルテグラと一緒に出たホイールで、クリンチャーの『RS700』『RS500』同様に非常に買い得感の強いモデルです。現在のシマノだと、この3つのどれかを買っておけ、というラインナップですね。チューブレスレディではなく、チューブレス対応なので、チューブレスにしたい人も嬉しい仕様です。

ということで、ディスクブレーキ用で検討の対象になりそうなのは、

  • WH-R9170-C40-TL:1,586g 約26万円
  • WH-RS770-C30-TL:1,639g 約9万円

の2つです。チューブラ―はさすがに対象外。こうやって並べてしまうと、どう見てもRS770ですよね。。。というか他と比べると少々選択肢に乏しいですが、RS770が何故か非常に優秀なので、文句言わずにRS770を買え!という状況です。デュラホイールもデュラエースの次のモデルチェンジまでは現状維持でしょうから、リリースから2年経過するとちょっと厳しいのかもしれません。ホイールはブランドが多くて競争が激しいですな。

他にも色んな意味でシマノを買っておけば安心便利という優位面がありますので、迷ったらとりあえずRS770ですね。

 

 

その他のブランドはこちらから。

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管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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